|目次|
1
薬の詳細
2
シブトラミン
について
3
CIPLA社
4
インドの
特許制度 |
1.薬の詳細
オベスタット(OBESTAT)10mg
CIPLA社製

商品説明
オベスタットは減少及び減少後の体重維持(1年間)に効果的であり、高血圧、糖尿病、その他危険因子を持つ高コレステロールの危険を減少させる。
その作用とは脳の食欲中枢に直接作用して、食欲のコントロール(抑制)が出来る。一般的にBMIが30以上の人や肥満度指数が27以上で糖尿病患者及び高コレステロール患者に処方される。体重減少及び減少後の体重維持(1年間)に効果的であり、高血圧、糖尿病、その他危険因子を持つ高コレステロールの危険を減少させる。Reductil10mgのインド版です。
アメリカ・ヨーロッパで販売されているメリデイア・リダクティルと同成分の 大手製薬メーカーCIPLA社製です。
副作用: 1.単アミンの酸化酵素の抑制剤(MAOI)の治療受けている方。 2.神経性拒食症の方。
病理性太っている方、甲状腺の機能低い方。 3.高血圧の方、冠状動脈性硬化症、脳の脳卒中病歴を持つ方。 重度心臓、腎臓機能不良、視覚障害(緑内障等)の方
。 4.妊婦、哺乳期の婦人。
5.16歳以下の子供、65歳以上の方へのご使用は医師に相談して下さい。 6.癲癇病歴を持つ方は、十分に注意し医師に相談してください。 7.パーキンソン病、甲状腺疾患、骨粗そしょう、摂食障害の方。
製造元:CIPLA社(インド)
発売元:CIPLA社(インド)
2.オベスタットの成分シブトラミンについて
シブトラミンは脳内の神経細胞日よるセレトニンやアドレナリンの取り込みを阻害する。薬の添付文書によると食餌療法とともに本薬を半年間継続的に服用(10〜15mg/日)することで、約6kgから10kg弱の体重減少が観察されることが報告されている。ただし、これらの臨床試験は、いずれもBMIが32以上、かつ体重が87
kg以上の肥満人を対象としたものであることに注意されたい。
シブトラミンはセレトニンの分解を阻害する薬物との併用は禁忌である。うつ病のような疾患を抱えている人は医師に相談した上で使用の可否を考える必要がある。
3.インド・シプラ社について
シプラ
Cipla Ltd |
| 年商等 |
1936年設立 所在地マハラシュトラ 売上高338億ルピー |
| 概要 |
医薬品の製造、販売を行う。 抗生物質、抗癌剤、抗エイズ薬、喘息薬、 吸入器などを製造しています。 エイズ患者は増加を続けており、 4〜500万人の患者がいるといわれています。 (世銀の調査 2004年)あまり良くない方がよい需要ですが、 この企業の果たす役割は大きいかもしれません。 主要ブランドは Ciplox
( Ciprofloxacin )、Novamox ( Amoxycilin )、 Norflox ( Norfloxacin )です。Zidovir
(zidovudine、抗AIDS剤)。 抗炭疽菌剤等です。 |
| 設立年 |
1935 |
| 所在地 |
289 J B B Marg
Bellasis Road, Mumbai Central, Mumbai - 400008, Maharashtra |
| 電話 |
91-022-23023272/23082891/95521 |
| Fax |
91-022-23008101/23070013/393/85 |
| 代表者 |
Y K
Hamied |
| 常務 |
|
| 秘書 |
Mital
Sanghvi |
| 監査 |
R S Bharucha
& Co/R G N Price & Co |
| 上場先 |
BSE,
NSE |
| 企業HP |
http://www.cipla.com |
4.インドの特許制度について
インドの特許法3条(d)には医薬品開発における発明の定義について次のような規定がある。
・すでに知られている物質の新しい形態の発見に過ぎないものは、その物質について知られている有効性の向上をもたらさない限り、本法で言うところの発明ではない。
また、すでに知られている方法、機会または装置の新しい特性、あるいは新しい使用の発見に過ぎないものは、そのすでに知られている方法が新しい製品をもたらすか、少なくともひとつの新しい動作を用いない限り、本法でいうところの発明ではない。
わかりにくい条文だが、要するにインド国内法では、すでに知られている物質成分を他の効用を持つものとして使用する際、それを発明と標榜するのは非常にが付きまとうということだ。シルデナフィル塩として知られていた成分を、単に勃起不全の治療に有効だからといって、インドでは特許がとれない。
かつて、ノバルティス社がこうしたインドの特許法はWTO/TRIPs(知的所有権の貿易関連の側面に関する協定)違反であるとインドのチェンナイ(旧マドラス)高等裁判所に訴えたが、2007年8月、同裁判所はそれを却下した。
裁判所曰く「TRIPs協定自体がインドの国内法ではない!つまり強制力がない」。恐るべしインド。しかし一方エイズ問題等に奔走する国際NGO団体にはこの判決が高く評価された。
エイズの蔓延を阻止する実際的な運動のめんからは安価で信頼にたるインドのジェネリック医薬品(インド特許法によって保護された)が絶対に必要だったからだ。
また同時に、発展途上国が医薬品の開発上、常に不利な立場に立たされているという状況に対する発展途上国側からの対抗策という意味でも評価された。
しかしこのことが、ED治療におけるバイアグラという、当時世界で最大の利益をあげた上げた医薬品に対抗するカベルタやカマグラといった安価な薬を生み、また、フィンペシアなどの経口育毛剤(プロペシアのジェネリック医薬品)、リダクティルのジェネリック品のオベサウタットを生み、世界に流通することになった。インドの特許法がイギリスやアメリカ、日本を初めとする世界の中流市民のセックスライフ、薄毛、ダイエットなど生活改善薬市場に一石と投じるなんてことを、いったい誰が考えたであろうか。
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